手の役割とその機能

前回は、脚足の役割と
その機能について
記しましたが、今回は
「手」について述べて
見ます。

我々の手の指は10本あり、
箸を持ってご飯をつかんだり
買い物かごをもったり、
テニスのラケットを持ったり
ゴルフクラブを握って、
ボールを打ったりすることが
できます。

普段当たり前のように
使っているけど、「手」は
生活の中で最も活躍している
パーツではないでしょうか?

この手の指は、生活に役立つ
働きのほかに、重要な機能を
与えられています。

東洋の鍼灸医学では、
足の指と同じように手の指も
五臓六腑と繋がり持っていると
説いています。

第1指→肺臓

第2指→大腸

第3指→心包

第4指→三焦

第5指→心臓、小腸

これらは、各々の指から
経絡を伝わって内臓に
至っていると言われています。

例えば、第1指(親指)が
歪んだり怪我をしたりすると、
肺の呼吸に影響がでます。

また、鼻は呼吸器として
肺と密接な関わりがあるので、
肺の機能が低下することで、
鼻詰まりや鼻炎を起こしたり
します。

このように、他の指も
関連している臓器の機能に
多大な影響を与えています。

とても単純な説明ですが、
なんとなくイメージできたで
しょうか?

実際はもっと複雑に五臓六腑の
関係性が絡んでいるのですが…
私は、手の指から腕、肩、背中に
伝わる経絡を施術することで、

肩こり、首こり、頭痛意外に
五臓六腑の機能アップも図って
いるのです。

─…─…─…─…─…─…

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胸の筋肉と消化器の関係

胸の筋肉は多種多様な
働きをしています。


手で物を持ったり、作業を
する時に胸の筋肉は
それら働きをサポート
するために収縮したり
伸展したりしています。

また、血液をはじめ、
体液の流れを調節する
チャンネルである
「経絡」も複数通って
いて、呼吸器系や
消化器系がそれに
当たります。

特に胃、大腸、脾臓、
小腸、肝臓、腎臓に
まつわる経絡が胸の
筋肉で交わっています。

昨今デスクワークや
スマホの普及による
姿勢の崩れで猫背に
なっている人が多いの
ですが、

猫背になると相対
している胸の筋肉は
縮こまり硬くなって
しまいます。

その影響で経絡の
チャンネルはスムーズに
働くことができずに、
おのおのの流れに滞りが
生じます。

経絡の流れが悪くなると、
臓器の機能も低下します。

先ほども述べましたが、
胸の筋肉は消化器系の
経絡がたくさん通って
いますのでいやがおう
にも影響を受けて
しまいます。

これらを改善する策は、
ストレッチや体操を行い
姿勢を正すことと、
施術による筋肉のほぐしや
ゆがんだ肋骨や肩甲骨の
矯正が必要となります。

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